「まずはやってみる」が生んだ新しい採用活動

阿川ランドセル株式会社 様

2026年5月22日

専務取締役 阿川 純司 様

応募前見学3校 応募3名 内定2名

長年にわたり有名ブランドのOEM製造を手がけ、確かな技術力でランドセル業界を支え続けてきた阿川ランドセル株式会社。社内一貫生産直販システムによる「高品質・低コスト」なモノづくりを追求する同社が、今回、企業として初となる「高校新卒採用」に挑戦しました。        初めての試みに踏み切った背景や、10代の若いメンバーを迎えたことで社内に生まれたポジティブな変化について、お話を伺いました。

▶まずは御社の事業内容と、モノづくりにおけるこだわりを教えてください。

私たちは長年、ランドセル業界の“縁の下の力持ち”として、数多くの有名ブランドのOEM製造(他社ブランド品製造)を手がけてきました。現在は「社内一貫生産直販システム」を構築することで、効率的な生産体制を確立し、高品質かつ低コストなランドセルをお客様へ直接お届けしています。

ランドセルは、子どもたちにとって「一生に一度しか買わない特別な宝物」です。だからこそ、私たちは一つひとつに徹底的に心を込め、納得して気に入っていただける最高の製品づくりを追求しています。

今の時代、お客様は1つのメーカーだけで決めるのではなく、本当にたくさんのランドセルを比較検討されています。そうした中で、まずは当社のショールームに足を運んでいただき、色々なお店を回られた後、最終的に「やっぱりここが良い」と戻ってきてくださることが、私たちにとって一番の喜びです。大人の親目線だけで選ぶのではなく、使うご本人が「これがいい!」と心から気に入ったランドセルが当社の製品であったなら、これ以上に幸せなことはありません。

▶今回、初めて「高校生の新卒採用」を行おうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

一番の大きなきっかけは、会社として「何事もまずはやってみる、試してみる」という姿勢を大切にしていることです。

これまで当社では新卒採用を行った経験がありませんでした。しかし、技術を継承し、会社の未来を担う人材を「自社で1から大切に育てていきたい」という強い想いがありました。まっさらな状態から技術や理念を吸収してもらえる高卒採用は、まさに今の当社に取り入れるべき素晴らしい採用活動だと判断し、挑戦を決めました。

当初は1名のみの採用を予定していたのですが、非常に素晴らしいご縁があり、結果的に2名の採用を決定しました。あの時、採用サポート担当の山口さんが強く背中を押してくださったおかげで、スムーズに活動を進めることができました。山口さんの熱心な後押しには、今でも深く感謝しています。

▶実際に入社されてから、社内にはどのような変化がありましたか。また、現在の新入社員の皆さんのご様子を教えてください。

本格的な活躍はこれからさらに期待している部分が大きいですが、すでに少しずつ、確かな変化を感じています。まず、10代の若いメンバーが加わったことで、社内の雰囲気がガラリと明るくなり、とても賑やかになりました。

また、彼女たちを迎え入れたことで、既存の先輩社員たちにも良い影響が出ています。周囲が自然と「自分が手本となって、しっかり教えていかなければ」という心地よい責任感を持つようになり、社内全体の意識が引き締まったように感じます。

2人とも毎日とても真面目に、しっかり働いてくれています。現在は、まずは自社の製品やモノづくりを深く理解してもらう期間として、カバンや素材についての勉強、そして基礎業務に日々取り組んでいる段階です。

▶最後に、彼女たちに今後どのような人材に育ってほしいか、未来への期待をお聞かせください。

型にはめることなく、自由のびのびと個性を活かして育っていってほしいと考えています。そのためのステップとして、まずは生産の現場から企画にいたるまで、自社のすべての工程をひと通り経験してもらう予定です。

すべてのプロセスを知ることで、阿川ランドセルが持つ本当の良さや魅力を、自分の言葉でしっかりと周囲に伝えていける人材になってほしいと期待しています。

これから業務を経験していく中で、彼女たちが「これがやりたい」「この方向へ進みたい」という自分の軸や可能性を見つけたときに、それを全力でバックアップし、一緒に未来を創っていきたいですね。