「箔押し」の伝統を守り、若手を育てる高卒採用

株式会社宣尚堂 様

2026年5月22日

代表取締役 宣原 様

応募前見学 5名程度 内定者 2名

印刷物に特別な高級感とワクワクを添える「箔押し(はくおし)」。
ものづくりの現場で主役となるこの職人技を大切に受け継いでいるのが、株式会社宣尚堂です。
少数精鋭の企業だからこそ大切にしている採用の考え方や、新人を家族のように温かく迎える育て方。そして、実際に現場で伸び伸びと働く高卒社員さんのリアルな本音まで、たっぷりとお話を伺いました。

▶今回、高卒採用に踏み切った理由や背景を教えてください。

正直なところ、中小企業が大学生を採用するのは極めて難しいと考えており、大卒市場はターゲットから外していました。また中途採用に関しても、面接で確かな手応えを感じられる機会が少なく、採用の難しさを実感していたのが現状です。

だからこそ、社会人としての第一歩を踏み出す高校生を採用し、一から大切に育てていく方針が当社にとって最も魅力的な選択肢でした。また高卒採用は、内定を出せば確実に入社へと繋がる制度的なメリットがある点も魅力でした。

求人ルールの把握や学校訪問など、自社だけで時間を割くのは大変ですが、そこは外部サポートを活用してスケジュールを徹底管理してもらうことでクリアできました。応募が来るかどうかの不安は当然ありますが、これは「会社の未来への投資」だと捉えて挑戦しています。

【高卒新入社員インタビュー】

▶就職活動時の悩みと、宣尚堂を選んだキッカケを教えてください。

学生時代はアルバイトの経験がなく、働くイメージが全く湧かなかったので、仕事選びには本当に大きな不安がありました。体力にも自信がなかったので、長時間の立ち仕事や力仕事は候補から外して悩んでいました。

学校には膨大な数の求人票が届くため自分では絞り込めず、進路指導の先生に3社ほど、ピックアップしてもらった中から宣尚堂を見つけました。

実際に会社見学へ行ったのは宣尚堂さんだけだったのですが、学校の先生や親と一緒に参加させてもらい、「ここだ!」と直感しました。自宅からの距離はもちろんですが、職場の雰囲気がとても素敵で、女性の先輩(2年上の高卒の先輩)が格好良く働いている姿にすごく憧れを抱いたのが決め手です。

▶入社してみて、職場の環境や仕事のやりがいはいかがですか?

見学の時から感じていた通りの温かい会社です。なんとお昼ご飯には、会社で温かい白ご飯を炊いてくれています(笑)。女性も働きやすい雰囲気で、毎日安心して仕事に取り組めています。

仕事面では、宣尚堂が印刷している商品の中に、誰もが知っている有名キャラクターのグッズなどもあり、「自分がこの仕事に携われているんだ!」という大きなやりがいを感じています。

最初は「箔押し」という仕事を知らなかったのですが、実際に働いてみるとどんどん面白さがわかり、ますますやりがいを感じて引き込まれています。ただ金を貼るだけでなく、型をつけたり様々な技術があったりと奥が深く、印刷の主役となるこの仕事に出会えて本当に良かったと思っています!

▶面接や入社後のコミュニケーションで、生徒たちに伝えていること、そして今後の学生たちへのメッセージをお願いします。

(宣原様)

まずは「決まった時間で規則正しく働く生活リズムに身体を慣らすこと」の大切さを伝えています。その上で自分の時間の使い方を覚え、もし少しお小遣いを増やしたいと思ったら残業をしてみるなど、自分のペースで働く感覚を掴んでほしいと思っています。

そして「大卒や専門卒の同世代よりも、早く社会人のスタートを切ったことに誇りを持ちなさい」とも伝えていますね。一番大切なのは、真面目に働くこと。一人ひとりの個性を尊重しながら温かく見守り、せっかく繋がった素敵な『縁』をずっと大切に守っていきたいと考えています。

また、高校生のみなさんには早期に内定を決め、高校生活最後の半年間を一生モノの思い出作りとして思い切り謳歌してほしいですね。社会人になれば責任が伴い、簡単に休めない日も出てきますから、今しかできない体験をたくさんしてきてほしいと願っています。